全脳アーキテクチャ若手の会は,脳や人工知能,そしてそれらが与える影響について興味がある,すべての方のためのコミュニティです.

The Beginning

全脳アーキテクチャ若手の会は,たった10分のプレゼンテーションから始まりました.

  • ドラえもんや鉄腕アトムを見ながら育った私たちの手で,彼らのような人工知能を創りたい.
  • もし彼らのような人工知能を創れるとすれば,私たちの世代かもしれない.
  • だからこそ今から私たちの世代がネットワークを広げ,お互いに刺激しあい,継続して協力し合うことで,15年後の日本を人工知能大国にしたい.

この時の私の主張はこんなところでした.その想いは私の想像をはるかに超えて,多くの人に賛同していただき,この全脳アーキテクチャ若手の会を立ち上げることができました.2015年12月現在,Facebookグループでは750人を超える方々に参加していただいています.

What is Whole Brain Architecture

全脳アーキテクチャとは,”脳全体の情報処理アーキテクチャ”のことですが,”全脳アーキテクチャを模した人工知能”を指す場合もあります.この言葉はドワンゴ人工知能研究所所長の山川宏先生や,産業技術総合研究所の一杉裕志先生,東京大学の松尾豊先生を中心に生み出されました.

全脳アーキテクチャを模して人工知能を設計することは,ヒトのような人工知能を実現するための有望なアプローチの1つです.要するに目標がヒトの知性であれば,それを生み出している脳をまねてやろうということです.

Goal

設立当初に掲げた当会の目標は「全脳アーキテクチャに関わる膨大な知識やそれをモデル化するための技術を,体系的に学べる場を作ること」でした.実際に,これまでに10回以上の勉強会を開催し,広く情報発信してきました.

また,開発に関わるディスカッションを頻繁に行ってきたほか,現在は関連研究に携わるメンバーもおり,”ヒトのような人工知能を作ること”自体も当会の目標になりつつあります.

そしてもう1つの目標として,社会への人工知能の説明力を高めることがあげられます.

現段階でも人工知能に対して不安や抵抗感をもつ方が多くいらっしゃいます.ヒトのような,あるいはヒトを超える人工知能を本気で目指す私たちは,それを理解する必要があると思うのです.そして,多くの人々に理解される「人と人工知能の共存」の理想形について考えていきたいのです.

Member

ここまで読んでいただいた方には,当会を人工知能の開発者集団と思われる方が多いかもしれません.ですが、決してそのようなことはありません

全脳アーキテクチャ若手の会は,脳や人工知能,そしてそれらが与える影響について興味がある,すべての方のためのコミュニティです.老若男女,所属,知識レベルは一切問いません.

例えば,会に参加してくださる方の立場としては以下のように多様です.

  • 学生 (高校生,大学生,大学院生)
  • 研究者 (ポスドク, 研究所職員, 大学教員)
  • 企業にお勤めの方
  • ベンチャー企業を立ち上げられた方
  • 漫画家

また,バックグラウンドも多様です.

  • コンピュータサイエンス (人工知能,コンピュータビジョン,自然言語処理…)
  • バイオインフォマティクス
  • 数学
  • 物理
  • 医療
  • 介護
  • 文学

従って,会に参加するモチベーションや目的も人によって様々です.本気でドラえもんを創りたい方,音楽をもっと知的に処理したいという方,学生との出会いを期待する企業の方,単純な好奇心で参加してくださる方など,あげたらきりがないほどです.

(メンバー紹介ページでは,運営メンバーの一部を紹介しています.ぜひご覧ください.)

Activity

勉強会

講演者とテーマを設定して,約2時間程度の勉強会を実施しています.講演者は,自分の専門にとらわれず人工知能や神経科学に関するテーマを選び,約2~5か月の準備期間を経て発表します.また,発表の様子はニコニコ生放送でも公開しています.

カジュアルトーク

“気軽に発表できる勉強会”として始めました.もっと気楽にアイディアや自分のやっていること,興味があることを短い時間で発表できる場として好評です.

交流会

大変重要な活動の1つです.多種多様な方々が,「脳と人工知能」というキーワードをもとに集まり,立場に関係なくざっくばらんにディスカッションできる場を設けることは,私たちの使命だと考えています.

ハッカソン

NPO法人全脳アーキテクチャイニシアティブとの共同で全脳アーキテクチャハッカソンを開催しました.第1回全脳アーキテクチャハッカソンの様子はこちらからご覧になれます.

Request

まずは,Facebookグループにどうぞお気軽にご登録ください.運営メンバーから勉強会や飲み会に関するお知らせをするほか,参加者の方からもさまざまな情報共有をしていただいております.

そして,もしご都合がつけば各種イベントにも足を運んでいただけると幸いです.皆様とお話しできることを心よりお待ちしております.

発表してみたいという方.ぜひ発表してください.発表経験がない学生でも,運営メンバーみんなで協力して1つのプレゼンテーションを磨き上げますので,安心してください.社会人の方などで準備に時間がかけられないという方でも,カジュアルトークなど,様々な形で発表の場を設けたいと考えておりますので,どうぞご相談ください.

また,さまざま立場の方々にそれぞれお願いしたいことがございます.例えば,私たちから普段しているお願いとしては以下のようなものがあります.

ベテラン研究者の方へ

私たち全脳アーキテクチャ若手の会は,多種多様な方々に支えていただいておりますが,その運営を担っているのは学生がほとんどです.

未熟ゆえに視野の狭さ,知識の偏りや間違いが多々あると考えております.ぜひ,ご指摘,ご指導いただければと思っております.

企業に勤める方へ

私たちは,様々な企業の方にも人工知能に関わる分野により関心を寄せていただきたいと思っております.さらには,優秀な若手と,力を発揮できるフィールドを提供する企業とのマッチングができれば,日本の人工知能の発展にも寄与できるとも考えています.実際に,当会や,関連するイベントをきっかけに企業とのマッチングが上手くいった例が複数あります.

また,当会では2015年10月よりスポンサーシップの募集を開始させていただきました.どうぞ合わせてご検討ください.(スポンサーシップの詳細に関しましては専用ページをご覧ください)

非専門の方へ

人工知能や脳を専門としない方にお願いしたいことは,私たちとざっくばらんに話をしてほしいということです.

人工知能研究者の使命は人工知能を作ること以外にもう1つあると考えています.それは,説明することです.

人工知能は一般的にもよく知られているように,私たち人類の生活を大きく変える可能性を持っています.たいていの場合はよい意味での変化を想定されていますが,これを不安に思う方が多いのも事実です.そこで私は,今作っている人工知能が,どのような影響を与えるのかを,広く説明する必要があると思うのです.また,私たちは人工知能が影響を与えうる様々な業界のニーズや不安に耳を傾けて,それを理解する必要があると考えています.

ヒトレベルの人工知能が出現していない現段階から,人工知能研究を志す多くの若手が,みなさんのような方と密にコミュニケーションをとることは,きっと多くの人を幸せにする人工知能開発の糧になると信じています.

そのほか,ご質問,ご意見,ご指摘,アイディア,感想などなんでもお待ちしております.Facebookグループ,もしくはコンタクトページからご連絡ください.

And we wish ...

全脳アーキテクチャ若手の会が多くの方にとって有意義な会であること,そして将来の人工知能研究に大きな貢献ができることを願ってやみません.

慶應義塾大学 大学院 理工学研究科 修士2年

全脳アーキテクチャ若手の会 代表

大澤 正彦

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全脳アーキテクチャ若手の会,最初のプレゼンの後.プレゼンの機会を下さった高橋亘一先生と,聞いて下さったE-Cell Sprint 2014参加者のみなさん.

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ろぼみ

新年会

新年会の様子

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ニコニコ生放送による勉強会

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勉強会後の懇親会